天気図

昔から「読図」能力は山での生死を左右するほどに重要なものだった。

が、今や殆ど用を成さない技術に成り下がった感がある。

中学校の理科で「天気図」を習った時はクラスで天気図を書けたのは自分1人だけだったような気がする。
登山部で天気図の書き取りを習ってから山行ごとに天気図を取ったものだ。
あの頃、気象予報士の資格検査があれば受験していたであろうと思うし、結構な確率で合格していたのではないかと自負する。
最初の頃は皆で天気図を取ると全員がバラバラで〝一体、どんな天気やねん?!〟と思わせるような出来だったが、何回も練習しているとそれなりに等圧線を引くのに慣れてくる。

山行では気象担当と言うのが振り分けられていてNHKの定時の気象予報を聞いて天気図を取る役立ったが、皆が皆この役を嫌がった。
朝は確か4時起きで1人、天気図を取り夕方も1人で必死に天気図を取る作業をしなければならない。
翌日の行動が左右されるのでアナログのラジオを訊きながら必死に天気を取ったものだ。
僅か数分の放送で天気図を完成させるのだが、慣れれば天気図も10分と掛からずに完成できるようになる。
この作業は中学から大学でも続いた。